喪主が知っておくべき供花手配の段取りと一工夫

喪主が知っておくべき供花手・・の画像

供花のあるなしで、祭壇の雰囲気は全然変わります。

祭壇は大きく分けて2種類あります。


・白木の祭壇
・花祭壇

特に、昔ながらの白木の祭壇ではなく、最近人気の花で彩られた花祭壇と供花の相性はとてもよく、2クラスも3クラスも大きな花祭壇のように感じられます。
上の祭壇の写真でお名前は伏せてありますが、札が立った花束が供花です。これがあるのとないのとでは、全然イメージが違いますよね。

下世話なお話をさせていただくと、2クラス上の祭壇を組むと60~70万円くらい葬儀費用が高くなりますが、供花1つ2万円前後なので、こちらが8~10本程あっただけで2クラス以上も上の祭壇と同じような感じになります。

さらに、供花ですと、贈っていただいた方のお名前が載ることからも、故人が多くの人に支えられてきたことが伝わり温かみのある祭壇にもなるので、供花はできるだけ出したいものです。

ただ、供花はそもそも葬儀のお知らせを受けた方から、その方達のお気持ちで贈っていただくものなので、
喪主がコントロールできません。葬儀のお知らせをする際も供花を送ってねとは、言えないものなので、先方のお気持ちしだいとなります。

そこで、供花で彩られた温かみのある葬儀にするためには一工夫が必要です。

うちの場合は、こんな風にしました。


1) 供花で彩られた温かみのある葬儀にするための一工夫

2) 供花のランクはどれがいい

3) 供花の並び順

4) 供花の並び順を決めるタイミング


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供花で彩られた温かみのある葬儀にするための一工夫


1)喪主の個人名で2本の供花を出す
2)親族の中で冠婚葬祭の慣習に疎い人の名前を借りて1本出す
3)自分の会社名で1本出す

これで合計4本です。左右2本ずつあるだけで、俄然雰囲気がいい感じになってきます。

1)番はどなたでもできると思うのでお勧めです。2)番ですが、供花の慣習を知っていて自ら出してくれるとなおいいのですが、若い親族ですと供花の出し方などは知らない方も多いです。なので、そこそこ近い親族でしたら、喪主が費用も持ってその親族のお名前で供花を葬儀社に依頼してしまい、「〇○ちゃんのお名前でも供花頼んでおいたよ」と後から一言いっておけばいいと思います。3)は会社経営してないと使いにくい手ですね。

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供花のランクはどれがいい

どの葬儀社でも何種類かの供花を用意していると思います。
松竹梅のような3段階の供花が用意されていることが多いですね。

僕がお世話になった葬儀社も供花は3種類が用意されていて、それぞれの価格は15,000円、20,000円、25,000円と結構値段に差がありました。

さて、ここでどれを選べばいいかちょっと悩みますね。

ここから先のお話は葬儀社によって変わってくると思いますので、あなたの場合にも必ず当てはまるというものではありません。
でも、何かの参考になればと思い書いておきます。

うちの場合、どの供花を選んだかというと、
喪主の供花は一番高い25,000円のもので、上の写真で言うと上段で祭壇に一番近い左右一対のものです。
喪主名以外で、先ほど書いた方法で発注した供花は一番普通の15,000円のものです。

上の写真には、他の皆様から贈っていただいた供花もありますが、
ご覧になってどうでしょうか?どれも同じくらいに見えませんか?

写真だからという訳ではなく、実際見た感想もみな同じような感じに見えました。
よく見ると一番高いのだけは、若干ボリュームがあるかなと思うくらいの差しかなかったです。

ということで、供花はそんなに高くないものでいいのかなと思いました。

ただ、これは葬儀社さんによって変わってくることだと思いますので、供花をお願いする前に写真などを見せてもらって決められるのがいいのかもしれませんね。

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供花の並び順

供花の並び順は、
故人に近い順になります。


喪主 > 親族 > 友人、知人 > 親族の会社関係

供花の配置は祭壇に近い、祭壇に向かって右側の上段が一番いい位置とされています。
次に祭壇に近い上段の左、その次が祭壇から1つ離れた上段も右・・・となってきます。
簡単にまとめると以下の図のようなイメージです。


 (4)(2)祭壇(1)(3)
(8)(6)    (5)(7)

でも、贈っていただける供花の数と式場の大きさによって、何段になるかが変わってきますので、事前に、ビシッと決めておくことは難しいです。
喪主としては、故人と近い順に左右に並べた表を作って葬儀社にお渡しするくらいがいいと思います。

僕はこんな感じのエクセル表で供花の並び順を指定しました。

喪主が知っておくべき供花手・・の画像

上段下段は考えずに、


・右内⇒左内⇒右中⇒左中⇒右外⇒左外・・・の順に

故人に近い順に並べて葬儀社に送りました。
正直、どちらが故人に近いのか微妙なところもありますが、大きく外ししていなければ参列いただいた方からクレームがでるとかはまずないでしょう。

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供花の並び順を決めるタイミング

供花の並び順を決めるタイミングは、通夜の前日の夜になります。

供花は、葬儀があることを知った方が葬儀社に直接頼むものなので、喪主からはどなたが供花を出していただけるのかはわかりません。
そこで、通夜の前日の夜に、葬儀社が他の方から依頼を受けた分をメールで送ってくれたので自前で出す分と合わせて、先のエクセル表で並び順を指定し葬儀社に送りました。

そのやり取りをしている内に、追加で供花の依頼をいただけたりして、何度か並び順を修正しましたが、
エクセル表だったので、修正も楽で便利でした。

さらに当日、実際に供花を並べてもらいながら、最終確認と調整をしました。
同じランクの供花同士の場所の入れ替えでしたら、場所の入れ替えといってもお名前の書いてある札だけ差し替えればいいので、当日でも結構融通が効きます。

また、供花の追加もありましたが、葬儀社さんがスペアの供花をお持ちで、問題なく対応していただけました。


供花の並び順は、通夜の前日の夜に決め、直前まで調整できます


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