コクヨのエンディングノートを書いて分かったこと
コクヨのエンディングノートを実際に書いてみて分かった事をまとめています。
コクヨのエンディングノートの内容
コクヨのエンディングノートの内容は大きく10個の項目に分かれています。
必要な項目が分かりやすく分かれていて、書きやすく見やすい作りになっています。
項目をクリックするとそのページの詳細が見れます。
項目 | 内容 |
---|---|
はじめに | 困った事例と記入の仕方の漫画 |
自分のこと | 自分の基本情報 |
資産 | 銀行やクレジットカード情報 |
気になること | 携帯、ネットIDやペットのこと |
家族・親族 | 連絡先、親族表 |
友人・知人 | 連絡先、間柄など |
医療・介護 | 告知、延命、介護について |
葬儀・お墓 | 葬儀、お墓について |
相続・遺言 | 相続、遺言書について |
その他 | メモ、メッセージ |
最初から全部を埋めようと思わずに、書き進めやすいページからとりかかってみましょう。書いているうちに、これは自分には必要、これは要らないなと気づけます。
はじめに
誰にでも起こりうる事例を漫画で分かりやすく紹介してくれています。
・奥さんの突然の入院で困った話
・親が亡くなった時の話
・共有しておきたい事
これを読むと、たしかにエンディングノートの必要性が分かります。
書き方のコツも紹介されています。
介護やお墓のことなど、重要な内容なのでなかなか書き始められないでいましたが、
「鉛筆で書いて、消しゴムで簡単に消して修正していい」というのが目からうろこで、
気負わずに「とりあえず書いてみよう」と思えました。
自分のこと
資産
いちばん重要であろう資産のこと。銀行口座、クレジットカード情報を残しておくページです。
改めて自分で確認しながら記入していると、使用していない口座がありました。
気をつけたいのが、暗証番号は絶対に書かないこと。
気になること
ここでは、携帯やインターネット上で登録しているサイトのID情報、
趣味のコレクションや宝物について、もしもの時の処分の仕方も残しておけます。
大切なペットについて、かかりつけの病院やもしもの時の引き取り先の希望を記しておきます。
そのほかに生活について気になる事を書くページが設けられています。
人それぞれ、気になる事はかわるので、項目に縛られずにフリーで書けるページがあるのは助かります。
個人的に定期購入をしているものなど、もしもの時に解約が必要なので記入しておきましょう。
家族、親族
友人、知人
医療、介護
健康管理、告知、延命措置についてを記入するページです。
アレルギーやかかりつけ医、過去にかかった病気を記入します。入院、手術をする際に過去の病歴を聞かれるので自分の為にも記入しておくと役立ちます。
万が一、治療法を自分で決められない時に、判断してもらう人を記入する欄があります。
配偶者やお子さんと話をして決めましょう。
告知についてあげられた項目にチェックするだけで自分の希望を残せます。
告知はしないでほしいという項目がありますが、現在は患者本人の承諾を得て治療方針を決めて行く事が多いので、実際には告知される場合が多いでしょう。
延命措置について家族のため、自分のためにもしっかりと話し合って記入しましょう。こちらも項目にチェックするだけで自分の希望を残せます。
介護について実際に介護が必要になった時には、自分の意思が伝えられない、判断能力がなくなっている場合もあります。
自宅か施設か、介護費用の工面など、財産の管理をお願いする人を記す欄もあります。
医療、介護のページは家族のため、自分のためにも大切な事なので、記入するのをきっかけに、家族で話し合うことができると良いと思います。
葬儀、お墓
相続、遺言
エンディングノートに書いた事は遺言書としての効力はありません。依頼した弁護士、行政書士の情報や遺言書の保管場所を残すページです。
とてもデリケートな問題の相続と遺言ですが、ここでは基礎知識の説明が丁寧にされていて、勉強になります。
その他
大切な人へのメッセージ、写真を残せるページです。
とはいえ、オープンな場所なので、みんなに見られるのは恥ずかしいですよね。
個別に伝えたい事があれば、手紙を書いておくと良いでしょう。
それぞれのページの下部には、書き進めるためのヒントが書かれているので「あれ?これはどうするの?」とつまった時に役立ちます。