お坊さん便の口コミ、実際たのんでみたらこうだった!
四十九日の法要で、今、何かと評判の僧侶手配サービス「お坊さん便」を使ってみました。
母の葬儀が終わってホッとするのも束の間、あっという間に四十九日の法要まであと2週間に迫っていました!
遠方に住んでいる親族もいるので葬儀のときに四十九日の日程だけは決めていましたが、葬儀のときのお坊さんは日程が合わず、今から別のお寺さんを探すのも難しそうだったので、今、何かと評判の僧侶手配サービス「お坊さん便」を使ってみました。
実際に「お坊さん便」を頼んでみて思った感想は、
- お坊さん便のよかったところは、
- ・こちらの日程に合わせてもらえた
- ・電話で法要で何するか教われた
- ・しっかりした僧侶が来てくれた
- ・本当に3万5000円だけだった
- ・檀家になりなさいなどの話もなし
- お坊さん便の悪かったところは、
- ・本当にくるのか少し不安でした
「お坊さん便」って聞いたことあるけど、まだ口コミは少ないし、ネットで頼むのって、ちょっと不安があるなという人も多いと思います。
でも僕みたいに菩提寺のない、どこのお寺の檀家にもなっていない、だけど法要はちゃんとしてあげたいと思っている人には、「お坊さん便」って結構よかったので、参考になればと思い、詳しいやり取りなどを実体験口コミとして以下に書き留めておきます。
1) お坊さん便に電話で依頼
2) こんなお坊さんが来ました
3) お坊さん便の料金
4) お坊さん便の【口コミ】集計
5) 「お坊さん便」への批判、そして和解
6) お坊さん便のアマゾン撤退と「おきもち後払い」導入の本当の意味
7) うまく使うためのアドバイス
8) 戒名授受もできるんだ!
9) お坊さん便で葬儀って
「お坊さん便」に電話で依頼してみました
ほんのちょっとだけ勇気をだして、「お坊さん便」に電話してみました。
お坊さん便の公式サイトから、WEB申込もできます。
電話の受付は、8:30~20:30ですので、夜の時間帯や、簡単に予約したい人はWEBからの申し込みが便利です。
数回クリックするだけで申し込めるようになっています。
僕は、電話申し込みで20分ほどかかりました。
四十九日は何をするのか色々聞いていたので、結構時間がかかりましたが依頼だけなら5分ほどでできると思います。
依頼の電話のあとも、質問や確認などで何度か「お坊さん便」事務局に電話をかけたのですが、お坊さん便の電話受付の方は、どなたが出ても丁寧で、初めての喪主として四十九日の法要を行なうので、分からないことだらけでしたが、親切に細かいことまで、教えていただきとても助かりました。
しかも、夜遅くの電話でしたが、パッとでていただき安心して頼むことができました。
夜9時まで電話はつながるそうです。
葬儀などの風習については、普段気に留めてないので、よくわからないことが多いですね。
ネットで検索しても、地域や宗派によっていろいろなことが書かれていますし、本当だったら親に聞きたいところですが、その親の葬儀ですから、それもかないません。
親戚のおじさんなどにも今更聞きにくいので、お坊さん便の受付の方にいろいろと教えてもらえたのはとても助かりました。
これだけでも、お坊さん便を選んでよかったと思います。
さて、実際の電話のやり取りですが最初の依頼の電話で聞かれたことはこの6つです。
- 1)お付き合いのあるお寺さんやがあるか
- 2)家の宗派はわかるか
- 3)頼んでいる人(僕のこと)の名前、連絡先
- 4)故人の名前、故人と頼んでいる人の関係
- 5)お墓の場所
- 6)故人の生年月日、亡くなった日、戒名があるか
家の宗派なんて、よくわからないよという人もが多いと思いますが、
そういう人のためのお坊さん便なので、わからないと答えればいいそうです。
とにかく丁寧な電話のやり取りで、たった20分ほどの電話でしたが電話を掛ける前の猜疑心なんかはあっという間にどこかに吹っ飛んでしまい、
こんな丁寧な人たちがやっているなら安心だと信頼感すら生まれました。
電話のなかで言われた「お坊さん便」の特徴は、
当たり前のことですが、僧籍のある僧侶のみを派遣し修行中の人とかは来ないとの事。
頼んでいるコチラからしたら、そんなの当り前じゃないと思いましたがわざわざ言うということは、「お坊さん便」以外の僧侶手配サービスのなかには修行中の方が来てしまう事例もあったのかもしれませんね。
とにかく正真正銘の僧侶さんのみを手配してくれるとのことで、一安心です。
依頼後、数日でお坊さん便からこんな資料が届きました
お坊さん便に電話依頼してから、3~4日で、A4用紙が入るくらいの茶封筒で、資料が届きました。
僕の場合、お正月を挟んでいたので、普通の日ならもっと早いかもしれませんね。
12月29日に依頼して、資料が届いたのが1月2日でした。
表書きには、社名やサービス名など何も書かれていなくて、裏に社名「株式会社みんれび(現:株式会社よりそう)」の印がある程度の素朴な封書でした。
まあ、家族に隠すようなことではありませんが、あまり大々的に「お坊さん便」とか書かれているよりもよっぽど気が利いているなと思いました。
お坊さん便からの資料の中身は、こんな感じです。
- ・お坊さん便のご案内
- ・お坊さんの手配報告書
- ・お布施袋
- ・2回目以降に最大3千円分お得な特別優待カード
その他にも、アンケート用紙や仏壇の広告なども入っていました。
大事なのはこの「お坊さんの手配報告書」
個人情報満載なので、全部を写真でお見せできないのでざっと記載内容についてまとめますと
【日程】法要を行う日時が書いてありました
【プラン】四十九日法要
【サービス内容】上記の画像の通り
【戒名授与】無
【ご依頼人】僕の名前
【故人様】故人の名前
【生年月日】故人の生年月日
【没年月日】故人の没年月日
【場所】〇○霊園
【ご住所】霊園やお寺の住所
【宗派】〇○宗
【所属寺院名・布教所】来てくれるお坊さんの所属寺院
【僧侶電話】当日連絡が取れる電話番号
【備考】特になし
この内容、特に日程とお墓の場所に間違いがないか、入念に確認しました。
また、ここの資料に当日来るお坊さんの携帯番号の記載もあったので、
とりあえず当日何かあってもお坊さんと直接連絡とれるので、安心だと思いました。
これらの資料が郵送で届いたのとほぼ同じタイミングで、
お坊さん便事務局からお坊さんが決まった旨の連絡を電話でもいただきました。
さらに数日後にお坊さん本人からも電話をいただきました
お坊さんと直接のお話したのは、当日の流れや待ち合わせ場所や儀式を行う詳しい場所などを打ち合わせできました。
このときお坊さんの個人の携帯電話番号も教えていたっだいたので、さきに事務局からの資料に記載されていた僧侶電話番号とあわせて当日なにがあっても連絡がとれないことはない準備ができました。
また、たまたま今回ご紹介されたお坊さんだけかもしれませんが、この時のお電話で、お坊さん自身がどういう気持ちでお寺をやっていて、なぜ「お坊さん便」に登録したのかなどお坊さん自身の人となりが分かるようなお話をしてくださったので、かなり親近感がわきました。
全然知らない僧侶が当日パッと来て、サッと帰るのではなく、事前にお坊さんの考え方とか、人となりが分かったことも、ありがたいと思いました。
それ以外にお坊さんとお話したのは、四十九日当日の持ち物などを最終確認させてもらい、あとは当日を待つのみとなりました。
「お坊さん便」でくるお坊さんってどんな人?
でもって四十九日当日、ちゃんとお坊さんに会えるのか、どんな人が来るんだろうと思いながら車を飛ばして、11時の法要でしたがなんとか40分ほど前に霊園事務所につくことができました。
お坊さん便での約束は、法要の約30分前でしたから、10時半になってから霊園事務所の周りをキョロキョロと探し始めました。
「お坊さん便」の電話受付とかお坊さん本人とのお電話では、非常にしっかりした印象を受けていたのでよもや、ここでお会いできないなんて事態にはならないだろうと思いつつも、
もしお坊さんと会えなかったら、どうしよう!と一抹の不安がフッとよぎったとき、僕の携帯が鳴り、お約束していたお坊さんから今、事務所近くの寺院専用駐車場についたとの連絡をいただきホッとしました。
たしか10時32分くらいだったと思います。まあ車で来るのですから、ほぼ時間通りいらしていただけたということですね。
僕が駐車場にお迎えに行くと、白い軽自動車から思ったより若いお坊さんが降りてこられました。
袈裟も派手すぎず黒が基調の落ち着いた装いです。
ご挨拶して、霊園事務所から墓前に移動しました。
墓前では、石屋さんが待っていてくれて、お花を生けたり、線香に火をつけるのまでお手伝いいただきいよいよ準備が整ったところで、石の蓋が開けられ、おごそかに骨壺が納められました。
準備をしている間もお坊さんからは、戒名や位牌についてのお話などしていただきましたがそもそもが詳しくないので、なんとなく聞き流していました。
さて、骨壺もお墓の中に納められ、石の蓋が閉じらました。
ここから読経となります。
僕自身は熱心な仏教徒ではありませんが、聞き覚えがあるお経の奏でが、その日は妙に心地よく感じました。
読経はスムーズで、若いお坊さんに時々あるもたつく様なこともなく、母との思い出がいろいろと浮かんできながら冥福を祈り手を合わせてお祈りしていました。
ふと横を見ると、僕の娘も手をしっかり合わせ深々と頭を下げてお祈りしている姿が目にはいり、
「あ~こうして順繰りに繰り返されていくんだな」となぜかいい気分になったのが不思議な感じでした。
お通夜や告別式は悲しみが前面に出てしまいますが、四十九日はもっとこう違う感情、しっかりしなくてはとかそんな新たな感情に気付きました。
本位牌に魂を入れるお経と納骨の読経を一度に行ったので、たぶん30~40分くらいの時間がたったのかと思いますが、僕の感覚では、「もう終わりなの?」というくらいアッという間に感じました。
お坊さんにお礼を言うと、そこから少しお話をしていただけました。
読経が済むなり、帰り支度をされるお坊さんも最近では多いと聞きますが、最後にお坊さんからのちょっとしたお話は、ありがたいことも多いので、ちゃんと最後にお話しがきけてよかったと思います。
お坊さん便っていくら?本当に追加料金はかからないの?
さて、気になる実際の料金ですが、お坊さん便の公式ページにうたっているように、
御膳料なし!
心付けなし!!
交通費なし!!!
で、35,000円(税込)で、
追加料金一切なしでした。
うちの場合、仮の位牌から本位牌への魂を移すお経、仮位牌の閉眼(へいがん)と本位牌の開眼(かいがん)というらしいですが、それと納骨のお経の2つをお願いしましたが、全部で35,000円でやってもらえました。
口コミを見ると、3万5千円のほかにお布施を個人的に渡そうとしたけど受け取ってもらえなかったとの口コミも2件ありました。
それだけ定額制を徹底されているのですね。
追加料金が一切ないというのも非常に気が楽でよかったです。
葬儀、葬祭にまつわるお支払って不透明な追加料金が多いですよね。
昔からの習わしですから、たぶん深い意味はあるのだと思いますが、普通に暮らしている今の日本人からすると『え?そんなお金もかかるの』と、ちょっとした違和感を感じるときもあると思います。
御膳料なんて、初めて聞きましたが、普通は、お坊さんを呼んだら法要のあとの会食にもお誘いするのが一応のマナーとのことですが、お食事されずに帰られるお坊さんも多くそのような場合は、会食の実費より少し高めの金額をお包みするとのことでした。
心付けとかいくら渡せばいいかよくわかりませんし交通費も、実費という訳にはいかず、悩むところです。
でも、お坊さん便を使ってみたら、そういった微妙なところに悩まされることなくそのようなこともすべて含まれて定額料金なので、スッキリしていてよかったです。
お支払の仕方は、「お坊さん便」から送らてきた資料のなかにお布施袋も同封していただけていたのでそこに現金で3万5千円を入れて、読経、説法の後に直接お坊さんにお渡ししました。
さすがに領収書はでませんでしたが、変な追加料金なども一切発生せず、お坊さん便の公式ページで言っている通り税込で35,000円だけで、読経していただけました。
お布施の相場と「お坊さん便」の料金比較
あれ?でも待って、
お寺の檀家になっている人が、法要の読経をお寺さんに頼んだ場合のお布施の相場っていくらなのと疑問におもわれたあなたはするどい!
早速調べてみました。
読経のお布施相場は3万円~です。
一般のお布施と「お坊さん便」の料金の比較では、お寺さんへのお布施のほうが安いです。
地方によっては、もっと安いところもあるかもしれません。
しかし、
お寺さんに頼んだ場合、更に食事代や交通費も包む慣習があります。
御膳料として5千~2万円くらい、
お車代として5千~1万円くらいが相場です。
これらを考えると、
お寺さんへお渡しする金額は、
4~6万円かそれ以上、
お坊さん便の費用は、
35,000円。
となります。
お坊さん便は1回毎のお付き合い
付き合いのあるお寺さんに四十九日の読経をお願いした場合も、相場が安いところならお坊さん便と料金的にはあまり変わりませんが、
大きな違いはお坊さん便は1回毎のお付き合いなので、檀家になる必要がない点です。檀家になっていると年間で何かと支出があります。
名目や金額はマチマチなのでハッキリしませんが、ハッキリしないだけに最近の若い人には敬遠されているようです。
相場が高い地域やお寺さんにお願いした場合は、大きな差となってきます。
単純に金額で比較すると、どうしてもお坊さん便に軍配が上がります。
ただし、仏教界の考えでは、お坊さん便はサービスの対価であって、一般のお寺さんにお渡しするお金は喜んで捨てる「喜捨」というものなので、単純に金額を比較すべきものではないと言われそうですが、
個人的には、「お坊さん便」のほうがやっぱりいいですね。
しかも、お寺さんに直接頼む場合は、檀家にならないと読経しないなどと言われることもあり檀家になると年2回なにがしかのお布施を包む必要があったり、住職の息子が大学はいるので10万とか、寺を直したいから100万のお布施をお願いされたなんて口コミ情報もあります。
となり近所とのお付き合いも希薄な現在、お寺さんと付き合い続ける必要のないお坊さん便が支持されるのは当たり前のことなのかもしれませんね。
実際に「お坊さん便」を使ってみた感想
とにかくシンプル、僕にはとても合っていました。
いままでお坊さんを呼ぶのってかなり敷居の高いことでしたが電話一本で親切にしきたりを教えてくれて、ほぼ時間ぴったりにお坊さんを派遣してくれて、料金もハッキリと事前に教えてくれてとても助かりました。
お寺さんって、もちろんありがたいのですが、お布施はお気持ちでとか心付けがいるのかどうかとか、ちょっと迷ってしまうことも多いと思いますが、
お坊さん便を通せば、そのようなモヤモヤから一切解放されて、とてもスムーズにしっかりしたお坊さんをご紹介いただけたので、
お坊さん便の事務局の方々にも来ていただいたお坊さんにも感謝しています。
ありがとうございました。
- お坊さん便 申込サイト
- http://obousan.minrevi.jp/
「お坊さん便」の本当の口コミだけを抽出したら・・・
実際に「お坊さん便」を利用して、僕はとてもよかったと感じましたが、僕のケースが1件だけだと、今、僧侶手配サービスを使おうかどうか検討しているあなたにはちょっと不安ですよね。
そこで、「お坊さん便」を利用した多くの方がどう感じているのかをネット上の口コミの中で実際にお坊さん便を使った人の口コミだけを集計しまとめました。
【お坊さん便全体の口コミ】
檀家に入らないのがいい 4
気楽に頼めていい 3
いい僧侶が来てくれた 3
大雪でも来てくれた 3
明朗会計がありがたい 2
かなりお安く済みました 2
心付けも受け取らない 2
今時のニーズにあってる 2
書類があって安心 1
参列者にも好評 1
僧侶と話せるのが良い 1
おかげで法要ができた 1
もっと安いといい 1
名前が抵抗ある 1
お坊さん便全体を通しての口コミをみると、安さとか定額制についてよりも「檀家に入らないのがいい」という口コミが多かったです。「気楽に頼めていい」というのも檀家に入らなくていいからという意味も含まれていると考えると、かなりの方が檀家に入ることに抵抗感を覚えているようです。そういった方々の受け皿としてお坊さん便はありがたいものとなっているようです。
また、僕が注目したのが「おかげで法要ができた」という口コミです。たった1件でしたがこの口コミをしてくれた方と同じような気持ちの方はたくさんいると思います。
故人を弔う気持ちはあるけど、菩提寺もなく相談できる年上の身内もいない状況で、もしお坊さん便に出会わなければ法要自体できなかったという人はたくさんいるんではないでしょうか?
このような方々に仏教とのつながりの機会を用意してくれているお坊さん便は今の世の中でこそ必要とされるものだと感じました。
【注意】この口コミ集計の見方
この口コミの集計結果の見方には1つ注意があります。「お坊さん便」の利用者はあまり積極的にネットに口コミしない方が多いようで、公式サイト以外には十分な口コミ情報がありませんでした。たのみのアマゾンレビューも一部は参考にしましたが、「お坊さん便」のアマゾンレビューは実際に「お坊さん便」を使ったことがない人のレビューで埋め尽くされていて、「お坊さん便」への意見を投稿する掲示板のようになっていました。130件以上のレビューをみて、実体験にもとづくレビューはたった5件でした。
このような状況なので、公式サイトに掲載されている口コミを中心としたまとめとなっています。当然、公式サイトに自分たちの提供するサービスに不利な点はあまり載せないでしょうから、若干あまい口コミまとめになっているかもしれませんが、嘘も書かないでしょうから、このような事情を踏まえて引き続き口コミ集計をご覧ください。
【どの法要で使ったか】
四十九日法要 19
戒名 6
納骨法要 5
一周忌法要 3
一日葬の読経 2
お葬式の読経 2
新盆 2
十三回忌法要 2
墓石開眼法要 2
七回忌法要 1
開眼法要 1
四十九日法要が圧倒的に多いですね。四十九日に納骨をされる方が多いので、納骨法要も多くなっています。また意外に戒名授受もかなり目立ちます。戒名は葬儀前につけることが多いのですが、お坊さん便で戒名を付けてもらう方の場合は、葬儀は俗名で行ってやはり戒名を付けてあげたいということで、四十九日のタイミングで戒名授受をされる方が多いようです。
【来たお坊さんの年代】
30代 5
40代 5
50代 3
60代 1
30~40代の若い方が中心になっています。インターネットを使っているので、そうなるのですね。若いからといって頼りないかというと、以下のお坊さんの印象のところで詳しくみますが、「しっかりした方」「素晴らしい方」といったコメントが多く寄せられています。
【来たお坊さんの印象】
説法が素晴らしかった 8
素晴らしいお坊さん 6
きちんと法要ができた 6
しっかりした方でした 5
穏やかな感じの方 4
早めに来てくれた 3
遠方から来てくれた 3
丁寧な方でした 3
仏事のこと教わりました 3
お経の声がとても良かった 2
お説教がなくてよかった 2
優しい方でした 2
感じのいい方 2
地方で有名なお寺のご住職 1
謙虚で経験を感じさせる方 1
とても親切な方ででした 1
多趣味で本も書いている方 1
悩みを聞いてもらえた 1
すごくさばけた感じの方 1
読経下手でしたが満足 1
明るい方 1
大変面白くて良い方 1
お坊さん便を使おうと思ったとき、一番心配なのが、当日僧侶がこないであるとか、いらした僧侶の態度が悪いであるとかですが、そのような致命的な口コミは自社サイトにも、アマゾンレビューにもありませんでした。
運営会社のホームページのみならずアマゾンレビューでもお坊さんの印象に関しては、程度の差はあれ、ほとんどの方が好印象の口コミを残しています。
そもそもお坊さんになる人って素晴らしい方が多いうえに、「お坊さん便」のような新しいサービスに共感して登録されているくらいなので、さらに人当たりのいい方々が集まっているのではないでしょうか。
また、もし評判の悪い僧侶がいたとしても、登録抹消か紹介を避けるなどの方法を運営会社「よりそう」が取られているのかもしれません。
口コミから見る限り、かなりいいお坊さんがおおく登録されていると思います。
【スタッフの印象】
非常に丁寧 12
非常に良かったです 5
とても親切でした 3
不快なところは一切なし 3
とても早い対応でした 2
すべてがスムーズでした 2
親身になってくれた 2
細かく教えてもらえた 2
テキパキと質問に回答 1
頻繁に連絡をもらえた 1
紳士的できめ細かった 1
質問に戸惑っていました 1
指定時間外に電話があった 1
携帯番号が間違われました 1
滑舌が悪くて聞きにくい 1
スタッフの印象もいいという口コミが大半を占めています。質問の電話をしてスタッフの印象がよくて「お坊さん便」をつかうことを決めたという方も結構いました。僕もそうでした。
自社サイトに掲載している口コミだからいいことが書いてあるというのももちろんありますが、僕が何度か電話して3~4名とお話しましたが、みなさんしっかりしていて、こちらを気遣うことを忘れず、かつ法要にかかるほとんどすべての質問にもすべて答えていただいてこの会社はすごいな、ここに頼もうと思ったので、これらの口コミはやらせやオーバーな表現ではなく、実際の姿を浮き彫りにしているものと考えて大丈夫だと思います。
本当の口コミから分かったお坊さん便の凄いとこ
画像引用:mirrorinn.exblog.jp/19301667/
お坊さん便の口コミをまとめていて、「すごい」と思ったのは、
大雪で交通が麻痺して当初予定のお坊さんが来れなくなったとき、当日に別のお坊さんを手配してくれて、法要に間に合ったという口コミが3件もありました。
以下、運営会社よりそう掲載の口コミからの引用
- ・大雪が降ったでしょ。最初は東京のお坊さんが来るはずでしたが、急遽、こちらで活動されている方が見えて。お坊さん本人も大変だったみたい。時間ぎりぎりに来られて、はあはあいっていました。でも、みんな、お坊さんの顔を見たら、安心していましたよ
- ・急な大雪で予定していたお坊さんが来られなくなってしまっても、代わりの方が駆けつけてくれたことが一番有難かった
- ・前日の大雪で交通機関が麻痺してしまいまして、手配して頂いた藤沢のお坊さんが来られないというアクシデントが起こりました。一時はどうなることかとハラハラしましたが、直ぐに他の日蓮宗の見本寺のお坊さんを手配してくれました
これってすごいことですよ!
「お坊さん便」を使う前は、本当に当日ちゃんと僧侶が来てくれるの?という不安がつきまとっていましたが、
普通にお寺さんに頼むよりも大勢の僧侶が控えているので、このような大雪だけでなく、いろいろな災害やお坊さん個人の体調不良などがあっても臨機応変に対応してくれる「お坊さん便」のほうがお寺さんに頼むよりも安心だと思えてきました。
「お坊さん便」への批判、そして和解
お坊さん便を使ってみようと思った時、当時は、アマゾンへの掲載をきっかけに仏教界から批判されているとの報道があり、ちょっと気になりました。
しかしアマゾン掲載から約4年後の2019年10月にアマゾンからの撤退することで、お坊さん便の運営会社である「株式会社よりそう」と仏教界は和解に至りました。
さらに「株式会社よりそう」は、お布施の本来の「喜んで捨てる」という意味の喜捨に近い『おきもち後払い』という仕組みを整備し、定額料金でありながら、僧侶の対応が素晴らしいと感じた場合は、任意で追加のお布施をお渡しできる制度も設けました。、
それに加えて、「お坊さん便」を利用して、非常に僧侶と気が合った場合は、その檀家や門徒になることも制限しないこともハッキリ表明しています。
いままで、仏教界が一方的に憤っているイメージでしたが、「株式会社よりそう」がその名の通り仏教界に寄り添う形で、僧侶に手厚い対応をとることで、非常に良い形で協力し合える仲となり、
お坊さん便が、時代の流れによる仏教から離心に歯止めをかけ、特に都市部での信心をつなぎとめる大きな役割を果たすものに昇華したといえるでしょう。
お坊さん便のアマゾン撤退と「おきもち後払い」導入の本当の意味
2019年10月24日に、お坊さん便は、アマゾンからの申込できなくなり、
「株式会社よりそう」の公式ホームページのみからの申込1本に集約されます。
- 「よりそう」 公式ページ
- http://obousan.minrevi.jp/
- 新宿区高田馬場4-40-12 高田馬場noteビル7F
撤退と聞くと、一見、衰退しているイメージですが、お坊さん便の場合は全く逆で、
2014年度末の年間問合せ実績に比べて2018年度は13倍、直近でみても、昨年比150%超えで推移していて、まさに成長過程の真只中にあります。
では、なぜこのタイミングでアマゾン撤退かというと、
かねてからの仏教界の意見を真摯に取り入れ、顧客との接点となるチャネルを一つ失ったとしても、
仏教界と協調していきたいというお坊さん便運営会社よりそうの強い意図があったためでしょう。
その証左に、先も触れましたが、
「おきもち後払い」という仕組みを導入しました。
「おきもち後払い」は、お布施本来の喜捨の考え方に沿うばかりでなく、実際にお坊さん便に協力している僧侶に厚遇のいたいという意味も込められています。
さらに、「おきもち後払い」は利用者の意思に委ねられているので、僧侶の対応もよりしっかりとしたものになるという効果も見逃せません。
仏教離れにが進む現在、仏教界も「株式会社よりそう」も協力しあうことで、よりよい葬送文化の醸成に寄与しあえるのだと信じてやみません。
お坊さん便をよりうまく使う為のアドバイス
お坊さん便の仕組み自体は、とても合理的でいいと思いますが、人がやることですからミスも起こることもあるでしょう。口コミを見る限りスタッフとの連絡ミスが何件かあったようです。今では当然改善されてきているとは思いますが、利用者側もできるだけミスやトラブルが発生しないように、上手にお坊さん便を使っていくといいと思います。
そのために、この3つ+αを実行するといいでしょう。
- ◎ アドレス帳以外の電話番号からの着信拒否を外しておく
- ◎ 2日前にリコンファーム(再確認)しよう!
- ◎ 説法の有無を事前に相談
- 〇 菩提寺がある人は必ずお寺さんに事前確認
- 〇 気に入ったお坊さんの再指名
着信拒否を外しておく
お坊さん便は、アマゾンから申し込んでも、よりそうサイトの申込フォームから申し込んでも、スタッフから電話連絡が来ます。またお坊さんからも電話連絡が来ますので、見知らぬ電話番号からの着信を受け付けない設定をしている携帯の場合は、この連絡が滞ってしまうので、必ず着信拒否を外しておきましょう。着信拒否設定の外し方がよく分からないという方は、おそらく着信拒否設定していないと思いますよ。
リコンファームしよう!
また、昔、海外に行くときは飛行機に搭乗する3日前までに予約の再確認をしていましたよね。リコンファームとかいって。最近の日本の飛行機はそんな習慣はなくなりましたが、あれと同じように法要が近くなたらお坊さんの携帯電話に確認のご連絡を1本いれておくと、いろいろな意味で安心です。
お坊さんの携帯電話の番号が正しいか確認できるし、お坊さん側の携帯が着信拒否などで繋がらない設定になっていないか確認できるし、日程の確認にもなりますし、ぜひ1本電話をいれましょう。
と言っても電話ってかけにくいなと思う人もいると思いますので、こんな感じで電話すればいいのではないでしょうか?
「お坊さん便でお世話になっています凉永です。明後日はよろしくお願いいたします。1つ確認したいことがありお電話させていただきました。当日の持ち物は、〇〇を考えていますが、他に必要なものなどありましたら、教えていただきたいのですが。」このように、どんな理由でもいいのですが、ちょっとした確認をされるのが自然でいいと思います。
説法の有無の希望
お坊さん便で来ていただいた僧侶の方は、読経のあとに説法をしてくださる方が多いのですが、説法の有無についても事前に希望を言えるので、説法を聞きたいと思われるなら事前の電話打合せのときに頼んでしまった方がより確実でしょう。
逆に、法要の開始時間と会食の時間との関係であまり時間が取れない場合や、真夏や真冬の屋外での法要で参列者にまだ小さいお子さんや高齢の方がいる場合などは説法を無しにしていただくこともできますので電話打合せのときに相談してしまいましょう。
お坊さんに直接電話でいいにくければ「よりそう」のスタッフさんに伝えてもらうようにすればいいでしょう。
菩提寺に事前確認
お坊さん便を使う上で、一番注意したいのが、あなたがお寺の檀家になっている場合です。
菩提寺がある人については、菩提寺のお考えが大事になってきますので、勝手にお坊さん便やお坊さん便の戒名授受を使わないで、必ず事前に菩提寺を相談して進めてください。
この点はよりそうのスタッフも口をすっぱくして言われると思います。本当にケースバイケースのようで、すんなりOKという菩提寺もあれば、そうでない場合もありますので、菩提寺の事前確認は必須です。
「檀家なんてわからないよ」でも「でも親が亡くなったので、葬儀は葬儀屋がなんとかしてくれたけど四十九日とかどうしよう?」と思っている人とかがお坊さん便を使う分には全く問題ありません。僕がそうでしたが、親をきちんと弔ってあげたいけど、菩提寺もないし、どうすればいいのかいまいちわからないという人にこそ、お坊さん便はピッタリです。
お坊さんの再指名
一度お坊さん便で来てくれたお坊さんが気に入って、次回の法要にも同じ方にお願いしたいときは、お坊さん便に、その旨を伝えると調整してくれます。ただしその場合は、その僧侶のスケジュールに合わせる必要があるので、早めに依頼するようにしましょう。
お坊さんに直接依頼をした場合はお布施が定額ではなく、お坊さんの言い値になりますし檀家の話も出てくる場合もありますので、お坊さん便を通した方がスムーズでしょう。
また、もし僧侶と会食を伴にしたいと思っているなら、それも可能です。
お坊さん便のお布施には「御膳料」が含まれているので法要後のお食事にお誘いする必要はないのですが、会食にお誘いしてはいけないという訳ではありません。事前にご相談すればその日の僧侶のご都合によりますが、食事に同席してもらうことは可能です。
「お坊さん便」で戒名もつけれたんだ!
「お坊さん便」のサービスの一環として、戒名授受もできるそうです。
僕は間に合わなかったのですが、戒名って普通に頼むとすごい高いんですよね。普通に20万円以上するし、ちょっといいランクの戒名をつけようとすると、40~50万なんていうのもザラです。
でも、お坊さん便なら、ビックリするような格安の費用で戒名を付けてもらえます。
戒名の相場とお坊さん便での料金
院居士・院大姉 100万円 → 20万円(お坊さん便なら)居士・大姉 50万円 → 6万円(お坊さん便なら)
進士・信女 20万円 → 2万円(お坊さん便なら)
通常、戒名の相場と言われている金額のなかには、通夜、告別式での読経も含まれます。
お坊さん便の戒名授受は読経が含まれていないので、その違いがあることを意識したうえで見てください。
その違いがあったとしても、そもそもの戒名の相場が高すぎだと思いますが、お坊さん便の戒名授受は相場の1/10~1/5というこれまた仏教界からの批判を巻き起こしかねない価格設定には驚きました!
でも、普通の人の感覚ってお坊さん便の提示価格くらいですよね。
いわゆる葬式仏教と揶揄されていますが、人生の行事のひとつとして仏教を捉えている多くの普通の人にとっては、受け入れやすい価格だと思います。
お坊さん便の戒名授受の頼み方
お坊さん便で戒名を付けてもらうとき、戒名についての詳しい知識はいりません。
以下の6つをお伝えするだけで大丈夫です。
- ・家の宗派(わからなくてもOK)
- ・故人の本名(俗名とも言います)
- ・故人の生年月日
- ・亡くなった生年月日
- ・故人の趣味、仕事、人となり
- ・故人の伴侶や親、祖父母の戒名
これ以外にも戒名に含めたい文字なども直接聞かれる場合もあります。
もちろん喪主から、どうしても含めたい漢字を1文字をお伝えしてもいいと思います。
また、故人のお名前がアキラやチアキのように男性も女性も使うような名前のときは念のため性別もお伝えしておきましょう。
戒名は性別によって異なりますから、間違えると大変です。
じゃあオカマはどうするのって質問が来そうですが、故人の遺志を重んじて、女性の戒名を付けてあげるのが、僕はいいじゃないかと思いますが、詳しくはお坊さんとのご相談ですね。
上記のことをお伝えすれば、お坊さんの方で宗派の習わしに則って、
俗名の名前の部分から1文字と、
趣味、仕事、人となりを表す漢字か喪主が提案した漢字を使って、
年齢、性別を踏まえて、
先祖と同じくらいのレベルの戒名を考えてくれます。
正直に言って、戒名を付けるとき、喪主に戒名の知識って、そんなに必要ないんですよ。
進士や居士の成り立ちとか詳しくても、先だった伴侶や親の戒名のレベルに合わせますし1文字くらいどうしても戒名に入れてあげたい漢字を用意すれば十分だと思います。
ただ、例外が1つあります。
それはお墓を新たに作ったとき、お墓を建立(こんりゅう)すると言いますが、その時は、先祖の戒名のレベルに合わせる必要はありません。
とはいえ高すぎるランクを付けると、後々子供や孫がそのランク維持するのに大変な出費を強いられることがあります。
菩提寺などでの法要では、戒名のランクが高いとお布施もそれなりに包まなくてはならず、何かと子孫に負担をかけることになります。
一般的には、普通の人は、男性は進士(しんし)、女性は信女(しんにょ)がいいと思います。
ちょっと頑張っても、居士、大姉までにしておくのが無難です。
ただ今の時代に、東京近郊にお墓を新たに建立するとなると、土地代にあたる永代使用料と墓石代を合わせると霊園でも300万円くらいから、ちょっといいものだと1000万円を軽く超えます。
しかもローンができないところがほとんどですから、分割払いなしでこれだけの金額をポンと出せる人となると、居士、大姉レベルを選ぶ人が多いでしょうね。
お坊さん便の戒名授受で気を付けたほうがいいこと
戒名を付けるタイミングは、普通は葬儀の前日か前々日です。
通夜、告別式で読経していただく僧侶に付けていただくことが一般的です。
なので、戒名だけを「お坊さん便」に限らず別の僧侶につけてもらうと言うと、いい顔はされません。
でも、この解決策は簡単です。
葬儀前にお坊さん便で戒名を付けていただき、葬儀社との打合せの際に、
故人はすでに戒名を授かっていたので、この戒名を使ってくださいと言ってメモ書きした戒名を渡せばスムーズかと思います。
そうすることで、葬儀費の大きな割合を占めるお坊さんへのお布施の金額がかなり抑えられるはずです。
お坊さん便の戒名授受のこんな活用シーン
お坊さん便で戒名を付ける方の多くは実は四十九日の法要のタイミングで付けている方が多いです。
火葬式や1日葬で戒名も付けなかったけど、納骨前にやはり戒名を付けたい。
こんなときにお坊さん便の戒名授受を利用されている方が多いです。
ただ念のためお墓があるお寺や霊園に確認してからにするといいでしょう。霊園の場合はほとんど問題ないと思いますが、お寺さんの場合は、中にはほかのお坊さんが付けた戒名は認めないなどと言ってくる方もいるそうです。
なにごとも事前確認が大事です。
それと、おすすめなのが、
子供に負担をかけたくないから、生前に戒名をつけておく。
これいいですよね。そもそも戒名は生きているうちに授かるものでした。
しかも自分で戒名授受のお願いをすれば、自分である程度納得のいく戒名を付けることができるし、子供たちの負担も減らせますので、一石二鳥です。僕ももう少し晩年になったらやってみようかなと思っています。
- お坊さん便で戒名を付けるなら
- http://obousan.minrevi.jp/
お坊さん便で葬儀って
葬儀にお坊さん便を使うのはあまりおススメではありません。
なぜかというと理由は2つ
- ・葬儀だとお坊さん便の料金が高い
- ・葬儀社のお抱え僧侶のほうがスムーズ
どのくらい高いかというと、通夜と告別式を2日間で行う一般葬の場合で16万円。
普通の僧侶へのお布施よりは安いけど、格安というわけではありません。
また、法要と違い、お坊さんがいればいいという訳ではなく、会場借りたり火葬場の使用許可とったり色々な実務が山ほどありますので、葬儀社は必須だと思います。
東京の葬儀社の場合、だいたい僧侶派遣もセットになっていますので、ここはそのままのほうがスムーズにいくのかなと思います。