看取り介護 期間に、家族がやるべきは、この4つ
看取り介護の話が特養からでたら、残念ながら最後のときが近いということになります。
はじめて特養のスタッフから、看取りの話を聞かされたときは、親が近い内に亡くなるなんて信じられなかったけど、日に日に衰えていく姿を間近で見ていて、本当にこの期間が、この世界で一緒に過ごせる残り少ない時間なのだと思えてきました。
看取り介護期間は、最後に与えられた本当に大切な時間になります。家族として悔いのない過ごし方をしましょう。
うちが看取り期間におこなったのは、この4つです。
1) とにかく会いに行く
2) できるだけ予定を入れない
3) 親しい親族には連絡
4) 葬儀社を探しておく
とにかく会いに行く
限られた時間ですから、できるだけ会いに行きました。
まだまだ元気だと思っていた
うちの親は、この時すでにアルツハイマーが進み、僕が行っても息子が来たとは認識してもらえませんでしたが、時折笑顔になったり、昔の話をすると相槌をうったり、僕の話が分かっているような瞬間が何度かあり、そんな一瞬一瞬が嬉しくて頻繁に特養に顔を出しました。この頃は、看取り期間なんて大げさなんじゃないと思っていました。
反応が減ってきた...
そうしているうちに、だんだんとそんな反応も影を潜めてしまい、いつ行っても半分眠っているような状態が続きました。そんな母を見るたびに「あ、もう時間はあんまりないんだ」と現実に引き戻されることが多くなりました。この頃から、それまで何となく避けていた葬儀社探しを本気で始めました。
できるだけ予定を入れない
親しい親族には連絡
また親しい親族には看取り期間となったことを電話で連絡しておきました。
連絡を受けた親族のほうも、個人的な予定を入れにくくなると思うので、最小限、親しい親族への連絡だけに絞ったほうがよいと思います。
僕の場合は、僕の妹と親と血がつながっているおばさんにだけ連絡を入れました。
葬儀社を探しておく
これが一番辛かったけど、事前に葬儀社を探しておいて本当に助かりました。
看取り介護になると聞かされた直後は、なかなか葬儀社を探すにも本気になれず、ほぼ1か月くらいかかってやっとこの葬儀社なら任せられるというところに巡り合えたその日の夜に、母は最後のときを迎えました。
なんですかね。まるで、ちゃんとした葬儀社を探すまで、待っていてくれたかのように、ビックリするくらいピッタリのタイミングでした。
葬儀社のありがたみを実感
亡くなった後は、本当に葬儀社のスタッフに助けられ、手続きも葬儀も滞りなく行えて、精神的にも丁寧な対応に助けられました。
事前に時間をかけて自分が納得いく葬儀社を探しておいて、本当によかったと思います。
早めに葬儀社を探すべき
親が存命なうちに葬儀社を探すのって、自分って冷たい人間なんじゃないかと思うくらい辛く感じてしまう人もいるかもしれませんが、そんなこと全然なくて、親の最後をキチンと送るためですから、絶対事前に自分の納得いく葬儀社を探しておくのは必要だと思います。
残された時間は
看取り介護と言われてから、どのくらい時間が残されているのかは、担当医でもハッキリとは分からないようで、半年後かもしれないし、明日かもしれないと言われました。
葬儀社探しを始めるのに躊躇している時間なんてないんです。
僕はギリギリになってしまいましたが、早めに決めておいたほうが安心です。
葬儀社の具体的な探し方はこちらを参考にしてください。